独自の構造をもつ超親水性ポリマーによって基材帳面を超親水性にします。超親水性になった表面は、曇り止め、セルフクリーニング、タンパク質や細胞の吸着防止、低摩擦などの効果を発現します。
ビーカーに熱湯を入れ、超親水性コートした面を熱湯側に向けて防曇の効果を確認しました。超親水性コートした部分は曇らず、ビーカーの底にある文字を見ることができます。一方で、未コートの部分は曇ってしまい、文字を見ることができません。
超親水性コートしたガラスの面は、未コートの面に対する水の接触角を確認しました。超親水性コートしたガラスの面では接触角が5度未満になりました(上の写真の右側)。未コートの面は接触角が10度以上でした。
超親水性コートしたガラス面に対して、ウレタンシートに荷重をかけ、摺動摩擦試験をした結果です。5,000往復しても動摩擦系素は1.5未満でした。防曇コートとしては容易に剥離しない、強固なコートを実現しました。
雪やみそれに対しての効果。雪が解けたことで表面に水の膜ができ、雪が徐々に滑り落ちながら解けていきます。気温が上がると、積もった雪が滑り落ちることを期待できます。